5月20日以降の室蘭本線について!!
737系電車運行開始とキハ143系の運行終了!!
以前、JR北海道のダイヤ改正情報をお伝えした際に、
車両の置き換えによる運行の変更があることをお伝えしていましたが、
先日、詳細な時刻や使用車両などが発表されました。
以前の記事はこちら↓
現在の室蘭本線(苫小牧〜東室蘭〜室蘭)で使用されている車両は、
特急列車を除くと全て気動車(キハ143系とH100型の2種類)で運行されています。
今回はそのうちのキハ143系が5月19日で引退し、新型737系電車へ置き換えられます。
それに伴い運行列車の大半が走行性能が良い737系電車での運行となるため、所要時間が短縮および全車ロングシート車になり、通路が広がりラッシュ時の混雑緩和が図られます!!
詳細な時刻は公式プレスリリースに全列車の記載がありますのでご覧ください!!
リンク→5月20日(土)新型737系電車を室蘭線に投入します
※一部列車は引き続きH100型での運行になります。
運行車両が変更されることにより、運行時刻や運行形態の変更なども行われます。
737系電車導入による主なポイント
1.所要時間が平均9分程度の短縮。
2.札幌直通の1往復は引き続き運行。
3.日中はほぼ全列車が東室蘭での乗り換えがなくなる。
4.運行列車の9割が737系電車で運行。
ポイント1「所要時間が平均9分程度の短縮」
新型737系電車での運行により走行性能が気動車より高いことから、
所要時間が短縮され、平均9分、最大17分短縮されます。
ポイント2「札幌直通の1往復は引き続き運行」
現在朝に札幌を出発し、夜に札幌に帰ってくる札幌〜東室蘭の普通列車は、
引き続き運行されますが、車両変更により運行時刻と所要時間が変わります。
・現行
東室蘭行き:札幌06:18発→東室蘭09:08着(所要時間:02:50)
札幌行き:東室蘭20:22発→札幌23:11(所要時間:02:49)
・5月20日以降
東室蘭行き:札幌06:21発→東室蘭08:50着(所要時間:02:29)
札幌行き:東室蘭20:27発→札幌23:11(所要時間:02:44)
東室蘭行きは21分短縮、札幌行きは5分の短縮になります。
これらの列車は現行とあまり変わらないようなダイヤ設定にされていますが、
東室蘭行きに関しては特急すずらんから逃げ切るダイヤになっているため
短縮時分が大きくなっています。
(※なお現行の列車は登別で抜かされています。)
ポイント3「日中はほぼ全列車が東室蘭での乗り換えがなくなる」
東室蘭〜室蘭間に関しては現在、日中の時間帯にも北斗号と接続する形で、
区間列車が一部運行されています。
5月20日以降、日中はほぼ全列車が乗り換えなしで室蘭駅まで運行されます。
また今まで通り北斗号との接続もとられています。
(詳細はプレスリリースの時刻表をご覧ください!!)
ポイント4「9割が737系電車へ」
現行ではH100型と一部列車(札幌発着含め)がキハ143系で運行されていますが、
5月20日以降は札幌発着を含めた大半が737系電車で運行され、
H100型は基本的に洞爺・長万部方面へ直通する列車のみで運行されます。
(追分・岩見沢発着の列車はキハ150系またはキハ40系での運行)
なお試運転では4両や6両でも運転されていましたが、
営業列車に関しては全列車2両での運行のようです。
(主要駅以外のホーム設備や需要を考えると妥当なのでしょう。)
特別な需要が出た際には増結される可能性があるかもしれないですね。
詳細はプレスリリースにあります時刻表をご覧いただければと思いますが、
苫小牧〜室蘭間に普通列車用電車が復活とともにキハ143系が引退し、
元々春はダイヤ改正等もあり引退等が多い時期にはなりますが、
今年のJR北海道の春は世代交代が多い年となったような印象です。
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