日高本線廃止日繰上げへ 4月1日廃止に
こんにちはDaisukeです。
今回は以前から廃止の予定であった日高本線の鵡川〜様似間(約116km)の廃止日が繰り上げになりましたのでお伝えいたします。
今回の繰り上げにより廃止日が2021年(令和3年)11月1日から
2021年(令和3年)4月1日
に変更になりました。(公式プレスリリース→日高線(鵡川・様似間)の廃止日繰上げの届出について)
日高本線は苫小牧〜様似間(146.5km)を結ぶ路線で、1937年8月に全通しました。
この路線は海沿いを走行することもありとても災害の影響を受けやすい路線で過去何度も台風や大雨による土砂流出や橋梁が流されたりなど何度も不通と復旧を繰り返してきました。
2015年の1月に猛烈に発達した低気圧に伴う高波の影響で土砂流入や流出が路線の多くの箇所で起こり、さらには同年9月の台風17号や2016年の豪雨や台風の影響によりさらに流出などが相次ぎました。
復旧には護岸工事や消波ブロックなど路線だけでなく路線周辺の設備も追加で工事する必要があり、復旧費が上がっていきこの年にJR北海道は「鵡川〜様似間の復旧断念」を発表しました。
これ以降、沿線地域との意見交換などが続けられ、全線鉄路での復旧を要望していましたが2020年10月に代行バスでの運行に最終合意したことにより鉄路の廃止が発表されました。
現在日高本線は苫小牧〜鵡川間(30.5km)は「鉄道」での運行、
鵡川〜様似間(116km)は「代行バス」(静内駅で系統分離している)で運行されていますが、今回の廃止を受け日高本線は苫小牧〜鵡川間のみの路線になり、鵡川以降は現在と同じ「バス」での運行となります。
2015年の高波被害以前は苫小牧〜様似間直通列車が下り5本、上り6本運行され、そのほかに苫小牧〜鵡川・静内間と静内〜様似間の区間運行列車も運行されていました。
現在の運行本数は、
苫小牧〜鵡川間は下り8本、上り9本の運行、
鵡川〜静内間は下り7本(他富川始発が1本)、上り8本、
静内〜様似間は下り7本(他浦賀行き1本)、上り6本(他萩伏始発が1本)の運行になっています。
私が実際現地で見た際には、鉄道こそ鵡川駅止まりとなっていますが、駅や車内の案内は様似行きとなっていました。(2020年2月当時)
今後の運行形態がどうなるかはまだ不明ですが、苫小牧〜鵡川間は通学需要があるので今後も残り続けるかと思いますが、鵡川以降のバス路線については最初に設定された運行本数より段々減っていくのではないかという気がしてなりません。
なお、もし途中散策なしの日帰りでひたすら乗り継ぎ往復するとなると、
行き:苫小牧07:52発の列車に乗り、乗り継ぎして様似に12:15分に到着
帰り:様似15:50発の代行バスに乗り、乗り継ぎして苫小牧に20:26に到着
この1本のみ
となりますのでご注意ください!!(特に様似から苫小牧に向かう際の静内での接続は1日3本しかありません)
詳細なダイヤはこちらから→日高線 鵡川駅~様似駅間 バス代行輸送について
JR北海道の鉄路がまた一つ無くなりどんどん寂しくなっていっていますが、お得なフリー切符や新型の観光列車など国の援助を受けながら努力を続けていますし、北海道は観光名所も多いのでぜひ鉄道で北海道めぐりをしてみてはいかがでしょうか!!
以上、今回もご覧いただきありがとうございました!!
また次回お会いしましょう!!
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