大部分が廃止となった日高本線のバス移行について

大部分が廃止となった日高本線のバス移行について

2021年4月9日 0 投稿者: Daisuke

こんにちはDaisukeです。

今回は2021年4月1日より大部分の鉄道事業が廃止された「日高本線」のバス移行についてになります。

1.日高本線について

2021年4月1日より日高本線の大部分にあたる鵡川〜静内〜様似間の約116kmが2015年の高波などが原因の橋梁・路線流出による復旧断念に伴い廃止となりました。

詳細は以前の記事をご覧いただければと思います。

終点となった鵡川駅の看板

・廃止後

鵡川〜静内〜様似間はバスに運行転換を行い、苫小牧〜鵡川間は鉄道と共同運行になります。

また苫小牧〜様似〜えりもへ直通する「特急とまも号」は1日1往復の運行を開始します。
(他、札幌や新千歳空港へ向かう高速バスも浦河や静内から運行)

苫小牧〜鵡川間に関しては鉄道が30分ほど、バスは1時間ほどの所要時間になります。

2.鉄道廃止後のバス運行について

鉄道廃止後の日高地域への公共交通の概要としてポイントは4点あります。

1.地域最大の利用者である通学生の利便性向上
2.日常の通院や買い物での利用の利便性向上
3.さまざまなニーズに対応できるようなダイヤに
4.特急バス新設による広域の通院や買い物等の利便性向上

1.通学生の利便性向上

静内地区では登校時間帯に静内高校へのバスを運行する他静内バス停でスクールバスへ乗り継ぎできるようなダイヤになります。
富川地区では登下校時間帯に富川高校へバスが乗り入れます。
苫小牧方面へは主に登校時間帯にバスを運行するほか、鵡川駅で鉄道への乗り換えを考慮したダイヤになります。

2.日常の通院や買い物利用の利便性向上

現在運行しているバス車両を低床(ノンステップ)バスに随時変更することで段差を減らし乗車しやすくしたり、停留所を10箇所ほど新設されます。(例.旧浦河駅付近にあるバス停の他に赤十字病院近くに新設するなど)

3.さまざまなニーズに対応できるようなダイヤに

静内〜浦河〜様似間を運行している路線バス(都市間バスを除く)のうち時間帯により2つのルートで運行されます。

ルート1:国道経由(海沿いを運行)の急行便 所要時間:1時間10分(静内〜浦河町役場間)
ルート2:旧JR日高本線ルートを運行する便 所要時間:1時間44分(静内〜浦河町役場間)

なお、都市間バスに関しては全て国道経由になります。

4.特急バス新設による広域の通院や買い物等の利便性向上

日高本線鵡川〜様似間廃止に伴い、苫小牧〜様似間を直通する特急バスを1日1往復新設します。

・特急とまも号

運行区間:苫小牧〜静内〜浦河〜様似〜えりも

所要時間:3時間50分(苫小牧〜様似間)※鉄道運行時と同じ所要時間

※予約制になります。

そのほかに札幌〜静内・浦河(鵡川・厚賀等経由)の「ペガサス号」や札幌〜静内・浦河〜様似・えりも間の「えりも号」・札幌〜広尾間の「ひろおサンタ号」、土休日には新千歳空港〜静内・浦河(鵡川・厚賀等経由)間の「ひだか優駿号」なども運行されています。

3.運行本数と所要時間

ここでは鉄道と比較するために苫小牧を起点とした数値を出しています。
そのため途中の一部区間のみを運転しているものに関しては記載していません。(詳細はJR北海道・道南バス・JRHバスのHPをご覧ください)

1.苫小牧〜鵡川間

この区間は鉄道(日高本線)も引き続き運行しています。

・日高本線

運行本数:鵡川方面(下り)8本、苫小牧方面(上り)9本 ※一部列車は浜田浦駅・浜厚真駅通過

所要時間:30分前後

・路線バス

運行本数:鵡川方面(下り)7本、苫小牧方面(上り)6本

所要時間:1時間前後

2.静内・様似方面

苫小牧から静内へは一部直行便がありますが、浦河・様似方面へは「とまも号」を除き静内や浦河などで乗り換えが必須となります。

・特急バス

「とまも号」(苫小牧〜静内・浦河〜様似・えりも)

運行本数:1往復

所要時間:苫小牧〜静内 1時間45分、苫小牧〜様似間 3時間13分

時刻表(主な停留所)
苫小牧駅前行き:えりも05:30発→様似06:01発→浦河町役場06:24発→静内07:28発→苫小牧駅前09:20着
えりも行き:苫小牧駅前14:00発→静内15:45着→浦河町役場16:49着→様似17:13着→えりも17:50着

・路線バス

運行本数
苫小牧〜静内間
静内方面6本、苫小牧方面5本(他2本が鵡川駅前止まり鉄道へ接続)

静内〜浦河・様似間
様似方面:直通便6本・乗り換え便5本の計11本
静内方面:直通便5本・ 乗り換え便3本の計8本

苫小牧〜様似間(直行便は特急バスを除きないため全て静内・浦河で乗り換えです。)
様似方面は5本、苫小牧方面は5本(うち2本は鵡川駅で鉄道に乗り換え)

※災害前の鉄道運行時は、様似行きが5本・苫小牧行きが6本運行していました(直通便のみ記載)

復旧することなく廃止となった静内・様似方面(鵡川駅より)

以上、日高本線の今後についてでした。

今後もJR北海道ではバス移行が続いていくことになるかと思います。
とても悲しいことですがそれでもJR北海道を応援していければと思います!!

ご覧いただきありがとうございました!!