リゾートあすなろ号運行終了!! 生まれ変わります!!

リゾートあすなろ号運行終了!! 生まれ変わります!!

2023年6月6日 0 投稿者: Daisuke

リゾートあすなろから2種類の乗ってたのしい列車へ!!

三浦春馬さんのCMでも話題になった、2010年12月の東北新幹線全線開業に伴い、
JR東日本に新たに誕生したリゾート列車「リゾートあすなろ号」が、
運行開始して12年が経った今、運行終了が発表されました!!

プレスリリースで正式に発表があり、8月20日(日)の団体臨時列車が最終運行となるようです!!

そして、
2023年冬頃に「ひなび(陽旅)」2024年春頃に「SATONO(さとの)」
として、再デビューすることになりました!!


リゾートあすなろとは?

山田線宮古駅に停車中の「リゾートあすなろ」(写真左側)

リゾートあすなろ号の歴史

2010年12月の東北新幹線全線開業に伴う、新青森駅から青森県内各地へ向かう観光列車
として、「リゾートしらかみ 青池編成(2代目)」とともに2編成がデビューしました。

デビュー当初は青森県内の観光列車として、新青森駅を起点に津軽線の蟹田・三厩方面の、
「リゾートあすなろ津軽・竜飛」や青い森鉄道を経由して八戸方面へ向かう
「リゾートあすなろ八戸・青森」運行されていましたが、徐々に運行区間が変化していき、
現在は2編成のうち片方が青森県内の「リゾートあすなろ下北」
もう片方が岩手県内の主に山田線の「さんりくトレイン宮古」などを
中心に運行されています。
また、年始の平泉への初詣客輸送のための運行の際には2編成が連結して運行されています。

ここ数年で「Kenji」や「ジパング」などの北東北の「のってたのしい列車シリーズ」が
引退したため、現在は北東北の太平洋側における臨時列車を担っています。


今後の運行は?

一般営業列車としては8月19日(土)、ラストランは8月20日(日)団体臨時列車となります!!
詳細なプレスリリース→リゾートあすなろ最終運行について

今夏の運行予定(夏の臨時列車情報発表時点)

〇 さんりくトレイン宮古 7月1日~7月4日 山田線 盛岡駅~宮古駅間
〇 仙台七夕まつり号 8月6日 東北本線 盛岡駅~仙台駅間
〇 さんりくトレイン釜石 8月10日~15日 釜石線 盛岡駅~釜石駅間
(最初で最後の運行かつ岩手県エリアでの最終運行!!)
〇 リゾートあすなろ下北号 7月15~17日、22日、23日、8月19日 大湊線 八戸駅~大湊駅間
(一般営業列車として最後の運行!!)

運行詳細は下記で紹介してますのでぜひご覧ください!!

8月20日の最終運行に関しては、デビュー当時の運行区間である
津軽線や青い森鉄道・大湊線を最後に巡るように
「新青森発蟹田・大湊経由八戸行き」
として運行されます。
※本当であれば三厩まで運行されたでしょうが蟹田〜三厩間は災害により
運行を見合わせていますので津軽線は蟹田までの運行となっています。

この列車は旅行商品での発売で一般販売はありませんのでご注意ください!!

詳細が発表されましたので追記します!!
(詳細はプレスリリースをご覧ください!!→「ありがとう リゾートあすなろ号」を運行します)

旅行商品としては2種類用意されています!!

・現地出発のリゾートあすなろに乗車する日帰りコース
・首都圏出発のリゾートあすなろと旧南部縦貫鉄道レールバスを見学する1泊2日コース

発売は(株)JR東日本びゅうツーリズム&セールスの
「日本の旅、鉄道の旅」サイトからのお申込みとなります。
(HPはこちら)
※なお宿泊コースの方は表示が消えています。


リゾートあすなろとしての運行終了後は?

リゾートあすなろとしての運行終了後は、外観や車内などがリニューアルされ、
全2編成がそれぞれのテーマを持った2種類の列車に変化して再デビューします!!

ひなび(陽旅)のプレスリリース
 北東北に新しい観光列車「ひなび(陽旅)」がデビューします!!
SATONO(さとの)のプレスリリース
 東北の文化・自然・人に出会う旅へ「SATONO」がデビューします!!


ひなび(陽旅)

2023年冬ごろデビュー予定の「ひなび(陽旅)
(引用:JR東日本プレスリリース)

この列車の名前には
岩手・青森の自然を車窓から感じ、「ぬくもりのあるゆった りとした旅」をしてほしい
という想いから名付けられています。

車両は、少し前まで北東北のローカル線で運行していた気動車によく見られた、

「盛岡色」

と呼ばれる白地の車体に赤いラインが入っている車体が採用されています。

現在の「リゾートあすなろ」では2両共に2人掛けのリクライニングシートで、
車両両端の運転席後ろは展望スペース(乗客は全員利用可)となっています。
今回改造されるにあたり、1両をボックスシート車両に変更し、
4人・2人掛けのボックスシートと、1人用の窓向きのシートが設置されます。

なお、もう1両は今まで同様にリクライニングシートとなり、
2両ともに展望スペースは引き続き設置されます。
それにより、座席数は78席から59席に減少します。

ひなび(陽旅)に関しては盛岡支社管内において運行が予定されています!!

車両概要についての追加情報(9/8追加)

改造中のひなび(陽旅)の実車両 公式プレスリリースより

現在改造が進められている「ひなび(陽旅)」ですが、ある程度の改造が完了しているようで、座席についての詳細が発表されましたのでご紹介します!!

ボックスシートが中心の1号車は「グリーン車指定席
リクライニングシートが中心の2号車は「指定席
として販売されることが決まりました。

料金
グリーン車指定席→営業キロ150kmまでが2,000円,150km以上で3,000円
普通車指定席→通年840円

となっています。
おそらく「SATONO(さとの)」も同じような設備になるかと思われます!!
詳細は公式プレスリリースをご覧ください!!


SATONO(さとの)

2024年春頃にデビュー予定のSATONO(さとの)
(引用:JR東日本プレスリリース)

この列車の名前には
車窓から眺める、郷の景色。降り立った瞬間の、郷の香り
郷の人・食・文化、ここで出会う一つひとつが、
まるで ふるさとのように懐かしくて温かい。
ゆっくりと、のんびりと、 東北の豊かな風土を味わいながら
列車旅を楽しんでいただきたい。
という想いから名付けられています。

外観は1号車が緑色2号車が青色のカラーリングになっており、
カラーリングの意味合いはJR東日本によると下記のようになります。

緑色のカラーリング
草木の芽吹く様子を表した若葉色や、深い山々をイメージした濃い緑色を使用することで、
東北地方の緑豊かな山々や田・畑の実りを表現。
青色のカラーリング
清らかで雄大な川の流れや広い空を表した水色や、深い海をイメージした 濃い青色を
使用することで、東北地方の清らかで豊かな水や、透き通った空気を表現。

室内に関してのレイアウトは「ひなび(陽旅)」と同様、1号車がボックスシート中心の配置で、
2号車が現状と同様の2列+2列のリクライニングシートとなります。

プレスリリースによると、運行エリアが「宮城・福島・山形県を中心に運行」
記載されているので、盛岡支社から東北本部に所属が変更になる可能性があります!!


ということで「リゾートあすなろ」の最終運行日が正式に発表されましたが、
今後の運行予定を見ると、2編成ある中で運行日が被っている日が一度もないため、
もしかしたら夏の段階で片方の編成はすでに運行を終えて
「ひなび(陽旅)」への改造が始まっているかもしれないですね!!