2024年3月開業!! 北陸新幹線「金沢〜敦賀間」の詳細

2024年3月開業!! 北陸新幹線「金沢〜敦賀間」の詳細

2023年8月31日 0 投稿者: Daisuke

北陸新幹線が金沢をこえて敦賀まで開業します!!

将来的には新大阪までの延伸が計画されている北陸新幹線ですが、
2024年春に金沢駅から先の敦賀駅まで延伸開業します!!

開業日

2024年3月16日(土)

となります。

それに伴い、同日に金沢〜敦賀間のJR北陸本線のうち、
IRいしかわ鉄道」が金沢〜大聖寺間の延伸開業と西松任駅が新設されます。
また、大聖寺〜敦賀間は新路線「ハピラインふくい」が開業します!!
そして、前日の3月15日にJR北陸本線は廃止となります。


開業後の運行概要

現在北陸新幹線では4つの列車が運行されています。

速達タイプ:「かがやき号」(東京〜金沢間)
準速達タイプ:「はくたか号」(東京〜金沢間)※長野〜富山間は各駅停車タイプとしても運行
各駅停車タイプ:「あさま号」(東京〜長野間)、「つるぎ号」(富山〜金沢間)

上記4列車のうち「あさま号」(今回の開業区間外を運行)を除いた3列車が
金沢〜敦賀駅間で運転されます。

開業後に金沢〜敦賀間を運行する列車は下記の通りです。

東京〜敦賀間直通運行列車
かがやき号→9往復(他金沢止まりが1往復運行)
はくたか号→5往復(他金沢止まり9往復+長野〜金沢間の区間運行が1往復)

敦賀駅で大阪・名古屋方面の特急と接続するつるぎ号(全体で25往復+接続のない列車が5本)
・速達タイプ→全9往復(富山発着5往復+金沢発着4往復)
・各駅停車タイプ→全16往復(富山発着13往復+金沢発着3往復)

金沢〜敦賀間開業の運行本数と停車駅一覧

現在富山〜金沢間のシャトル運行のみを担っている「つるぎ号」が速達タイプも担う一方で、かがやき号の一部(4往復)はおそらく列車によって停車駅が変わり、
はくたか号は各駅停車タイプも担う運行になっています。

そのため金沢〜敦賀間を運行する全39往復のうち23往復は停車タイプと考えると、
開業区間の途中駅も1時間に2本程度は停車しそうです。
(時間帯や接続しない5本を除外しているので偏りはあるかと思います。)

また、大阪や米原・名古屋方面への特急「サンダーバード」「しらさぎ」と接続は、
「つるぎ号」を中心として運行される模様です。

これに臨時列車が追加されると考えると現行の在来線特急に近い本数での運行と思われます。
しかし新幹線は法律上6時〜24時までの運行となるので終電は早まりそうです。


所要時間について

現在金沢〜敦賀間は在来線特急が運行されていますが、この区間が新幹線となることで、
東京〜敦賀間が最速3時間強、大阪・名古屋〜金沢が2時間強と短縮されます!!

◇最速達列車の到達時分
・東京~福井間 2時間51分(36分短縮)
敦賀間 3時間8分(50分短縮)
※北陸新幹線利用時(比較:北陸新幹線+在来線特急)

・大阪~福井間 1時間44分(3分短縮)
金沢間2時間9分(22分短縮)
富山間2時間35分(29分短縮)
※特急「サンダーバード」、北陸新幹線利用時(比較:全区間特急「サンダーバード」)

・名古屋~福井間1時間33分(3分短縮)
金沢間2時間9分(16分短縮)
富山間2時間35分(23分短縮)
※東海道新幹線、特急「しらさぎ」、北陸新幹線
到達時分は計画中のもので、一部変更となる可能性があります。

新幹線開業による特急列車の運行終了について

金沢〜敦賀間での運行が終了する「しらさぎ号」

今回の金沢〜敦賀間の開業により並行在来線(JR北陸本線)は、
石川県区間(金沢〜大聖寺間)が「IRいしかわ鉄道」、
福井県区間(大聖寺〜敦賀間)が「ハピラインふくい」、
2つの第三セクター路線として運行されるため、この区間を運行する特急が運行終了します。

運行終了する特急列車

・サンダーバード:敦賀〜金沢・和倉温泉間
・しらさぎ:敦賀〜金沢間(早朝・深夜の北陸新幹線に接続できない各1本は全区間で運行終了)
・おはようエクスプレス・おやすみエクスプレス:敦賀〜金沢間(全区間 列車名廃止)
・ダイナスター:福井〜金沢間(全区間 列車名廃止)

なお、金沢〜和倉温泉間を運行する「能登かがり火号」は引き続き運行されます。
(現在サンダーバード号として運行されている1往復を含めた計5往復が運行予定です。)
花嫁のれん号については言及されていませんので、
おそらく現状のまま臨時列車として運行されるかと思われます。

北陸新幹線延伸開業後の新幹線と接続特急について

ということで、2024年3月に延伸開業する北陸新幹線の概要が発表されました。

現在はシャトル列車としての意味合いが強かったつるぎ号が
延伸運行することは予想していましたが、
まさか速達タイプが出現し、さらには運行の主を担う列車になっていました。
(JR西日本管内での延伸だからだとは思いますが。)

詳細な時刻は冬ごろに発表されるかと思われますが、
敦賀で接続を取る列車が「つるぎ号」だけなのは意外な印象でした。
わざわざ金沢経由で東京と大阪・名古屋を移動しようという流れが少ないのは
容易に想像できますが、「かがやき号」すら接続を取らないのは予想外でしたね。

そして、分断される七尾線の特急の行方も気になりましたが、
やはりサンダーバード号の和倉温泉行きは廃止、能登かがり火号は引き続き運行という形になりましたが、乗り換えが2回(特急→新幹線→特急)に増えたのは少し面倒な上に
接続タイミングによっては乗り換え時間を含めると現状と所要時間がさほど変わらないのではと思うのと、和倉温泉発着の1往復は残してもいいのではとも思いましたが、
設備や他路線に乗り入れという形になるので手続きや金銭面的に面倒な処理が発生するので
廃止になったんだと思われます。